批判の限度

WBC、日本対キューバの初戦大変盛り上がってますね。

日本を代表する選手たちが集っているのはとっても胸が熱いですね。

埼玉西武ライオンズのファンなので、今日は出ていないけど秋山選手に期待しています。スタメンだったら筒香選手かな!

 

この試合で4回の裏、日本代表の攻撃で、山田哲人選手が打ったホームラン性のボールを、スタンドの少年がフェンスより前にグラブを出してボールを捕ってしまったために、ビデオ判定で2塁打と判定されてしまいました。

ボールはフェンスを越えるか超えないかのギリギリの所だったので実際ホームランだったのかどうかはわかりません。

こういうシーンではプロ野球でも偶にある光景ではありますが、注目されている日本代表の初戦ということもあり大分炎上しています。

 

大きな国際大会ですし、こういう行為が試合の勝敗を分けることもあるので大きく批判されるのはしょうがないことなのかなと思います。

 

でも、その少年の個人情報をインターネットに晒してしまう行為はどうでしょうか。

それはもう批判じゃなくて、批判の名を借りた犯罪ですよ。集団犯罪。あー恐ろしい。

 

正直僕は、少年がボール捕っちゃったことよりも大分問題だと思ってます。

 

しかも晒された個人情報も真偽がわからないもので、それを多くの人がシェアして拡散に加担してるんですよ。
それがもし関係ない赤の他人のことだったらどうするんですか?どう責任を取るんですか?知り合いがシェアしてるからシェアしたじゃ済まないことですよ?

 

画面の外で起きうることに対する想像力が欠如していて、情報倫理教育が追いついていないんだなと改めて感じさせられます。

人々が情報に弄ばれる時代の今、情報を享受したり発信したりする技術や心構えを誰もが学ぶ環境を作らなければなりません。

 

情報教育って中学校や高校の科目上では存在しているんですが、実際正しく行われているかって言うと怪しいところで、友人の多くは受験勉強のための時間になっていたと話していました。実際に自分も情報の教員免許状を取得するための教育実習でそのことを痛感させられました。情報教育は受験科目じゃないからと蔑ろにされているのです。

 

今のところ自分には何が出来るかわからないけど、もっと情報倫理を学んで、伝えて、広めていけるようになりたいと思った夜でした。もっと勉強頑張ろう。