情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験の学習方法を振り返って

昨日の情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験(以下SC試験)を受験してきました。

昨年の春に応用情報技術者試験に合格してから初めて受けた情報処理のスペシャリスト試験でした。手ごたえは無し。とりあえず埋めたし書ききったけどあってるかわからない。そんな感じでした。1月から学習を始め、わかったことを反省としてここに残したいと思います。

 

1.受験前の勉強計画

スペシャリスト試験を受けるのは初めてだったので、そもそもどんなふうに学習をすべきか全くわからない状態からスタートしました。というよりは基本情報・応用情報もほぼ勉強せずに受かってしまったような感じだったので、そもそもどう勉強すべきかわかってなかったです。そんな中立てた学習計画はこちら。

 

freedom-red.hatenablog.com

 

午前1問題は免除だったので、午前2→午後1→午後2 の順で学習を行う計画を立てました。シンプルに「1日当たり大問を2つ解く」という作戦。わかりやすい。

2.学習の実施状況と反省

端的に言うと1月中しか勉強できませんでした。したがって、午前2問題と午後1の一部の学習しかできませんでした。

継続できなかった要因としては、

1.仕事が繁忙期を迎えた上に自案件が大爆発炎上した

2.午後問題を解くための知識とモチベーションが午前問題を解いても得られなかった

3.午後問題の学習にかかる時間の見積もりを誤っていた

の3つではないかと思っています。

 

1.仕事が繁忙期を迎えた上に自案件が大爆発炎上した

これは上記タイトルの通りです。自分の担当する案件が多分に燃えました。

先輩社員にここまで燃えた案件は過去10年で見たことがないレベル」と言われるぐらい燃えました。しかしながらもともと3月~4月と9月~10月が繁忙期の会社なので、炎上がなくても試験直前はかなりきつくなっていたのではないかと思います。

 

2.午後問題を解くための知識とモチベーションが午前問題を解いても得られなかった

1.の自案件炎上は正直自分の力ではどうにもならなかったのでしょうがないんですが、問題はここから。

「約1か月間午前問題を解けば、午後問題も多少は解けるようになっているだろう」との考えから学習計画を立てたわけですが、これが大誤算でした。

1か月間繰り返し午前問題を解いているうちに「午後問題を解くために必要な基礎知識」よりも「解答の記号がどれか」を覚えてしまったのです。

もちろん「ロジックの理解」を意識したうえで学習したつもりでした。答えの導き方がなんとなくわかっていれば基本情報や応用情報試験ではどうにかなりました。しかし、スペシャリスト試験では「より深い仕組みの理解」が必要でした。

 

3.午後問題の学習にかかる時間の見積もりを誤っていた

SC試験は、午前2:25問を40分で解く(=1問あたり1.6分)、

午後1:大問3つのうち2つを選択し1時間30分で解く(=1問あたり45分)、

午後2:大問2つのうち1つを選択し2時間で解く(=1問あたり2時間) という問題構成になっています。

これを知らずに順番に解いていくという学習計画を立てた結果、「業務のクソ忙しい3月に1日4時間近く学習をする」という無謀な挑戦をしていました...

 

そもそも、仕事がある日に職場から帰ってきて「2時間かけて問題を解いて、解説を読んで理解する」なんて中々出来るものではありません。

 

3.秋の情報処理試験を受けるにあたって

これらの反省から、秋のネットワークスペシャリスト試験を受けるにあたって学習の方針を考えました。

1.午前問題を解く期間を長く設け、理論の理解を優先する

基本や応用情報と違って「なんとなくのロジック」では午後問題を解けないので、午前問題を解くための時間を長くとって「ロジックの理解」に努めます。

2.平日は午前問題、週末は午後問題を解く

午後問題はまとまった時間が取れないと解けないため。また、午前問題だけでは細かいロジックの理解が深まりにくいので同時並行的に取り組む必要があります。

3.8月までに過去問を1周する

9月・10月が忙しいのはわかっているので、8月までに過去問を一通り解いて出題される技術に触れておく必要があります。

 

そんなこんなで作ってみました、秋試験用の学習計画。

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ああ、なんて机上の空論なんだろう... でも1回ぐらい計画を完遂してみたいものですね。