モチベーションのありか

勉強は好きでした。高校では学年で主席になって大学を飛び級で卒業する程度には勉強をしてました。

でも社会人になってからは勉強に対するモチベーションが失われていて、学ぶことが好きだったはずなのに、どうして勉強出来ないんだろうと落ち込む日も多かったんです。

そんな中で今日、気付きがありました。

仕事で自分が作り込んだものではないミスが発覚しました。そこで何故か自分が「どうして気付かないんだ」と苦言を呈されたのです。正直言って言われてすぐは腹が立ちました。だけどその場で言い返せませんでした。それは多分自分がその仕事に対する知識が足りなかったから。

その後に湧き上がってきたのは悔しさと反発心でした。「自分は何でこんなことも知らないんだろう、何で気付けないんだろう」と思うと同時に「絶対に誰よりも勉強して誰よりも詳しくなってやる」という気持ちになりました。

そこで気が付いたのです。自分は勉強が好きだったんじゃなくって、誰かに負けたくなかったんだと。

研究や会社には目に見える勝ち負けってあまりなくて、同期は同期で別のことをやっているから比較のしようがなくて、どうしたら良いか分からないまま、気付いたらモチベーションを失っていました。

だから、競えばいいんじゃないか、誰かに負けないようにすればいいんじゃないか。

その誰かは「無知な自分」だったり「活躍している同期」だったり「尊敬する先輩や後輩」だったり「理不尽な出来事」だったりして、挑む相手が強ければ強いほど燃える気がします。

争いなんて無い方が良いと思っていたけど、確かに劣等感や反発心から成長したことがあって、それを今日思い出しました。

現状に満足せず、上を見上げて感じた劣等感や反発心から逃げずに、モチベーションにしていきたいと思います。