JR東日本のダイヤ改正が2021年3月13日に行われます。その中で廃止となる列車や車両についてまとめした。
廃止列車
2021年春のダイヤ改正におけるJR東日本の廃止列車は「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」「おはよう信越」「らくらくトレイン信越」「らくらくトレイン村上」の6列車です。いわゆる座席定員制の「ホームライナー」が多数を占めていますが、JR東日本では今ダイヤ改正をもって「ホームライナー」が全廃となります。
湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原
185系・215系で運転されている「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー」が廃止となります。ダイヤ改正からは特急列車に格上げとなり、「湘南」として同区間で運転される予定です。
おはよう信越・らくらくトレイン信越・らくらくトレイン村上
新潟地区のE653系で運転されている「おはよう信越」「らくらくトレイン信越」「らくらくトレイン村上」が廃止となります。「おはよう信越」「らくらくトレイン信越」はダイヤ改正から同区間を快速「信越」として運転します。新潟発村上行きの「らくらくトレイン村上」とその折り返しの快速列車(村上発新潟行き)は代替の列車も設定されず、廃止となります。
一部区間廃止(区間短縮)
2021年3月のダイヤ改正で一部区間が廃止となるのは「成田エクスプレス」「あかぎ」「スワローあかぎ」の3列車です。
成田エクスプレス(高尾~八王子 廃止)
中央線高尾発着の「成田エクスプレス」は八王子発着へと変更されます。2019年3月までは富士急行線河口湖駅発着の列車がありましたので、2年間で大幅に運転区間を縮小することになります。
あかぎ・スワローあかぎ(高崎~前橋 廃止)
高崎線・上越線・両毛線を走る「あかぎ」「スワローあかぎ」は、前橋発着の列車の運転区間を短縮し、高崎発着となります。またダイヤ改正後は「スワローあかぎ」の全列車が北本・鴻巣に停車するようになり、これまで「あかぎ」と「スワローあかぎ」で異なっていた停車駅が統一されます。
使用車両の変更
2021年3月のダイヤ改正の中で最も重大なトピックスといえば、やはり185系の定期運用がなくなることではないでしょうか。185系を使用する列車の中でも特に代表的な列車であった「踊り子」から185系が撤退し、E257系による運転へと統一されます。前述の「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」からの撤退と合わせて、185系の定期運用が消滅します。
踊り子(185系→E257系に統一)
いかがでしたでしょうか。2021年3月13日のダイヤ改正まで残りあとわずかとなりました。乗り逃しや撮り逃しのないよう、この記事を参考にしていただければ幸いです。