(情報提供:うなふぃすさん (@unafis_one))
JR北海道では、2021年3月にダイヤ改正を実施します。今回のダイヤ改正では18駅の廃止を筆頭に、運転形態の見直しや減便・減車が各路線で行われています。また、新型気動車H100形の運用が拡大します。
駅廃止
2021年3月のダイヤ改正では、18駅もの駅が廃止となります。路線の廃止を含まずに18駅が廃止になることは異例です。また、駅廃止以外にも、自治体に維持管理を移行する駅が18駅、無人となる駅が1駅があり、JR北海道の経営が非常に厳しいことを物語っています。
廃止となる駅は以下の通りです。
函館線1駅
駅名 駅名(かな) 所在地 伊納 いのう 旭川市
宗谷線12駅
石北線4駅
釧網線1駅
駅名 駅名(かな) 所在地 南斜里 みなみしゃり 斜里町
北海道新幹線関連
在来線特急
在来線特急関連では以下のダイヤ改正が行われます。曜日運休や減便・減車が多く発生しています。
札幌~函館(北斗・すずらん)
- 最終の北斗1往復(23・24号)の運転取りやめ
- それに伴う北斗22号・すずらん10号の時刻繰り下げ
- 北斗5・14号の閑散期の曜日運休(4・10・11月の水木、年間30日程度)
- 北斗はキハ261系・キハ281系共に基本7両→5両へ減車 ※多客期増結あり
札幌~旭川(カムイ) ※ライラックは変更なし
- 2往復を土休日運転に変更
- 9号・29号・28号・42号
旭川~網走(大雪)
- 1~4号の閑散期の曜日運休(4・5・10・11月の火水木、年間50日程度)
※オホーツクは変更なし
旭川~稚内(サロベツ)
- 2号~3号の閑散期の曜日運休(4・5・10・11月の火水木、年間30日程度)
※宗谷は変更なし
札幌~釧路(おおぞら)
在来線普通列車
普通列車関連では以下のダイヤ改正が行われます。こちらも曜日運休や減便・減車が多く発生しています。また、新型気動車H100形の運用が拡大します。
札幌都市圏
土休日運休
運転取りやめ
- 札幌~手稲方面 3本(上り2本、下り1本)
- 札幌~千歳方面 4本(2往復)
その他
その他の地域
室蘭本線
宗谷本線
- 旭川~名寄間の普通列車の約92%(34/37)をH100形で運転し、駅の廃止によるダイヤ調整と合わせて最大31分速達化
- 旭川での特急カムイ・ライラックの一部列車との接続改善
- 旭川~比布 2本を運転取りやめ
石北本線
函館本線
留萌本線
- 3本を運転取りやめ
根室本線
- 滝川~新得 2本を運転取りやめ (接続となる東鹿越~新得間の代行バスも取りやめ)
- 新得~帯広 3本 (1往復を運転取りやめ、上り帯広発新得行1本を芽室行に短縮)
- ※上り帯広発新得行快速1本を普通列車に変更
- 帯広~釧路 1本 (下り厚内発釧路行を音別始発に短縮)
新型コロナウイルスの影響などもあり、JR北海道の経営状況は非常に厳しいものとなっています。地域と連携しながら鉄道が存続していくことを望みます。